コロナパンデミック対処の手本を示すニューヨーク 2020年8月21日
ニューヨークに留学中ならご存じのように、ビッグアップルは世界中で最も人口密度の高い都市の一つ。ビジネスの中心地であるニューヨークは人々を惹き付けるだけでなく、多数の労働力による生産性を始め、テクノロジーやメディア、そして教育から犯罪に至るまであらゆる視線が注がれてきました。
感染者が爆発的に増加しパンデミックの中心地となった今、この大都市がどのようにコロナ禍に反応しまた対処の方向性を決めるのか、ある意味一晩にして世界からの注目を集めるようになりました。
アメリカ国内の他州と地域で実行された規制緩和に対して、ニューヨークは維持を続け、小売り店や外食業の解禁に対しても規制が延長されました。ニューヨーク州以外での規制緩和や一部の正常化は見ていて苛立ち辛い事ではありましたが、コロナ禍を受け止め、出来る限りの努力を続けました。そしてその結果、主要都市の中でニューヨークの感染者は減少、一時期の最悪の状態から最も安全な都市となりました。あっぱれ、ニューヨーカー!
次のステップに向けて
パンデミックの真っ只中、アメリカ各地がニューヨークの動向に注目していた頃のように、私達は何をするべきか否かを各地から学ぼうとしています。緊急事態宣言は解除されましたが、以前と同様の日常生活は危険であることは確かです。ソーシャルディスタンスを守るなど、自分達の安全の為に時間をかけて実践していく必要があるでしょう。
では、ニューヨーカーの行動に誇りを感じる理由をご説明しましょう。ニューヨークの多くのコミュニティでは、幾つか実践しながらコロナ禍の厳しい状況を何とか持ちこたえようとしています。例えば、マスクを着けるように他人同士で遠慮なく伝える、ウイルス予防の抗菌ハンドジェルをいつでも使えるようにする、さらにスーパーで並んでいる時はソーシャルディスタンスを保つなどです。また、公共の交通機関では、運転手と乗客との直接の接触を避ける為シールドが設けられたり、友人同士の挨拶ではいつものハグは止めて、肘で軽く触れあうようになったのは良く知られています。
私達はパンデミックが世界に及ぼした影響を現実として目の当たりにして来ました。一時世界で夫も最悪の状態と言われていたニューヨークでは対処をし続け、現在最も安全な大都市の一つとしてあげられるようになりました。
あなた達が出来ること
ニューヨークに住んでいる期間が長くても短くても、毎日のちょっとした行動の積み重ねが大切な事はご存じでしょう。緊急事態は解除され少しづつ日常生活が戻っている様に感じますが、これからも状況を注視して行く必要があります。安全を第一に考えて過ごす為に、重要な点を幾つかあげてみましょう。
生活の必需品-電話、財布、鍵、マスク
アメリカ人の多数がマスクなんてダサい、と思っている上、正直言うと私自身マスクをつけるのは好きではありません。私達の生活で携帯電話、財布、鍵は必需品ですが、現在マスクは必要不可欠な物となっています。
三密を避けてソーシャルディスタンスを守る
空中でウイルスが飛沫する画像を見た事がありますか。もしあるのなら、マスクは自分の身を守る為に着けるのだと実感されるのではないでしょうか。自分の健康状態が分からないのと同様に、誰がコロナウイルスの濃厚接触者なのかは不明です。パンデミックにさらされている今、後悔するより安全を第一に日常生活を送ることが重要ではないでしょうか。
清潔にする
明らかに最も重要なことですが、コロナ禍以前は大切な事だと思っていなかったのが衛生面に拘る私達の行動です。朝起きてアパートを出る時から帰宅するまで、いろいろな場所にある物、例えば地下鉄の手すりやオフィスのドア、エレベーターのボタンに至るまで、自分が想像していた以上に物の「表面」を触っていたことに気が付きました。確かに自宅の退避生活中はオフィスには通っていませんが、物の表面に触るのは気を付けるようにしています。
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