コロナパンデミック禍:一年後を振り返ってみる 2021年4月15日
この一年間を振り返ってみましょう。そうです、コロナパンデミックによってすべてが変化してしまいました。普段の生活習慣をはじめ、人との関わり方、そして自分たちの思考までも変えなければならないという、気の遠くなるような経験をしてきたのです。おそらく、この先考えは直ちには変わらないでしょう。
コロナ禍において様々な事が起きましたが、自分自身について書き留めておきたいと思います。当初、自宅から出られない状態が徐々に耐えられなくなって来た事や、社会全体の動きその物より心配で不安であったこと。長期に渡り市の経済が悪化し失業者が増え続け、愛する人達を失ったり医療機関にまで影響が及ぶであろうと気を揉んでいたのです。そして、時間が経つにつれ、「自分」だけでなく「私達」として考えている自分に気が付きました。この一年間を振り返ってみて、自分の考えに耳を傾けることは辛く打ちのめされるようでした。が、現在進行中の事柄や、これから先皆一緒の経験は続いていくでしょう。
今回は、自分の考えを皆さんと分かち合いたいと思います。
1. Flexible Work Situation 仕事に対して柔軟な考えを持ちましょう
まず、コロナ禍において自分の仕事を失わず、交通機関を使う必要がなくコロナのリスクにさらされないで自宅で仕事を存分に続けられたことに、心から感謝したいと思います。仕事の質を下げることなく、自分が考える生活レベルを保つことが出来たのですから。ちょっとでも愚痴を言いそうになったら、自分が恵まれていると考えるようにしています。
2. Technology Saved Us ハイテクの時代に感謝しましょう
コロナ禍に陥り私達のリモートワークが成功しているのは、インターネットや豊富で便利なツールの種類といった現代のハイテクのおかげでしょう。そして、個人で直接会えなくても、愛する人達とパーティーも出来るビデオツールで繋がっていられるし、ホリデーシーズンには他州に住んでいる家族にスマホのツールを使って会話を楽しめるのですから。もちろん、直接一緒にいられないのも事実ですが、これもお互いの様子を確かめたり連絡を取り合う方法の一つとも考えられますよね。
そして、通販による配達便にも感謝し忘れてはいけません。デリバリーによって人との接触を最小限に出来る上、食料品や日用品、その日の食事まで玄関に届けてくれるのですから、こちらもパンデミック禍の今最高の「技術革新」と言えるでしょう!
3. We All Reassessed Together 自分達の生活スタイルを見直してみましょう
世界中の様々な出来事やイベント等に酷く影響してきたコロナパンデミック。僅かでも影響を感じなかった人は殆どいないのではないでしょうか。この辛さを皆一緒に経験し、互いの事情を考えどう乗り越えるのか一緒に考えてみるのも一つです。
同僚や友人の中には愛する人を亡くしたり、自分の仕事をしながら子供の*ホームスクールを行う親が増えました。また、ソシアルディスタンスにより人との付き合いを制限された為、心の病気にかかっている人も増加しています。このように私達の生活スタイルが変化したからこそ、何とか持ちこたえられるようにお互いを思いやって支え合い、そして感謝の気持ちを示す必要があるのです。
*ホームスクール: 全米の全ての州、または市の教育基準を満たし許可があれば、親が自宅で学校と同じ勉強を教える事ができる制度
気持ちが塞ぎ込んだり文句を言いそうになると、自分の状況がいかに恵まれているか、そして健康状態に感謝をすることにしています。いつかきっと立ち直れる日が来ると信じ、皆が一つになって互いと向き合う必要があると考えています。
コロナパンデミックになり、外出時にはマスク着用が基本、ソシアルディスタンスを守って三密を避ける、そして自宅での過ごし方といったニューノーマルの生活スタイルに慣れてきた頃でしょう。もちろん、そういった事に合わせなければならない生活が、ノーマルに感じないないこともあります。でも、ニューヨークはいろいろな変化を経験しながらも、やはりビッグアップルのまま。コロナに感染した陽性の患者が多数のため、一部の人口が他の州に移住してしまいました。が、州内に留まっている人達は、日が経つにつれ気分が軽くなっているのも事実。そう、何があろうとも地元に留まっている生粋のニューヨーカーに囲まれている私自身も同様に感じている一人という訳なのです。以前と比べて劇的に観光客と人口が減少した分、ソシアルディスタンスが取りやすくなったので、人でごったがえしていたエリアによく出向いて過ごすようになりました。
しばらく練習から離れていて、英語力がさび付いてしまったなんて思わないで。こんな時こそ語学の勉強が捗るものです。コロナ禍以前の生活に戻るにはまだ時間が掛かりそうですが、ニューヨークに住みながら生活に取り入れられることをご紹介しましょう。
1. Empire State Buiding Visit エンパイアステートビルディングを訪れてみてはいかがでしょう?
ちょっとクレージーに思われそうですが、6年間もニューヨークに住んでいるのに、未だエンパイアステートビルディングの頂上に行ったことがない私。観光客にとても人気のあるスポットなので、あえて避けてきたなんて言い訳になってしまいますね。観光客が減少している今だからこそ、行って見るのはどうでしょう?こちらのスタッフは皆ソシアルディスタンスや入場者数を制限し、さらに市によるルールを遵守していますから、衛生面もばっちり。訪れる前には電話を入れて予約をして、一緒に行く仲間達の安全も考えて、検査の結果が陰性であることを表示できるようにしておきましょう。エンパイアステートビルディングに関する歴史を記した表記を読んだり、スタッフの説明に集中して聞いてみれば、とても効果的な英語の練習になること間違いなしです。
2. Statue of Liberty 自由の女神もお忘れなく
ビッグアップルに欠かせない場所といえば、自由の女神。驚くことなかれ、私を含めて未だに訪れたことがないニューヨーカーがたくさんいるのです。コロナ禍の現在、内部を巡るツアーは中止されていますが、ソシアルディスタンスや入場者制限、また衛生面も強化されているので、訪れるには良い機会と言えるでしょう。エンパイアステートビルディングと同様に、内部の説明表記やスタッフの説明をよく聞いてリスニングの練習をしながら、シャープ&アクティブに英語力を磨いてみてはいかがでしょうか。
3. 9/11 MemorialMuseum メモリアルミュージアムに鎮魂の祈りを込めて
ニューヨーカーだけでなく、世界中に大変な衝撃を与えた9月11日に命を落とした方達に鎮魂の祈りを込める、消して忘れてはいけない場所、それが国立9月11日記念館と博物館です。私も一度訪れたことがありますが、皆さんがここを訪れて説明を聞くと感情的になるかもしれません。何度か説明していますが、観光客が減少している今、三密が避けられ厳しい衛生基準を通して、高度な安全性を保っています。博物館内の説明等は、とても効果的な英語の勉強になるでしょう。
この一年間ほど、ニューヨーカーとして誇りと栄誉を感じることはありませんでした。皆さんが同じように感じられたら、観光客の少ない今、ぜひ今回お話しした場所に出向いてみてください。きっとニューヨークのとりこになるに違いありません!
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