ニューヨークのバスケットボールシーズン中に英語力をつける方法
2017年12月12日ニューヨーク滞在中に英語力を付ける方法について、いろいろとお伝えしてきました。秋はフットボールのシーズン、そして冬は前回お話したホッケーチームもあり、いろいろなスポーツが楽しめます。ニューヨークを拠点としているプロスポーツのホームが結構あるので、スポーツ観戦が楽しめ、プラス試合を観ながら本格的な英語の練習が出来るという訳です。
ニューヨークをホームとしているプロスポーツは、野球、フットボール、ホッケー、そしてバスケットボールがありますが、アメリカを象徴するスポーツと言えば、何と言ってもバスケットボール。プロのバスケットボールについて、少しご説明しておきましょう。バスケットボールの世界最高峰と言われるNBA(National Basketball Association)は、アメリカの29チームとカナダの1チームの計30チームがあり、East とWestの2つのカンファレンスにはそれぞれ3つのディビジョンに分かれ、各5チームが属しています。ウィンタースポーツの代表で大人気のバスケットボール、スポーツニュースではバスケットボールではなくNBA と呼ばれていて、試合のある日は結果や情報が詳しく報じられています。また、プロスポーツとしての実力だけでなくエンターテインメント性がとても高く、皆さんがご存じのスター選手が多数活躍しているのもNBAの特徴と言えるでしょう。NBAの選手が多数出場したオリンピックではドリームチームと呼ばれ、バスケの試合というよりショーのようでしたね。
NBAのシーズンは10月から4月が公式戦で、東西15チームに分けて試合が行われ、5月に各上位の8チームが選出されプレーオフ進出。6月にファイナルの決勝戦で優勝チームが決まります。世界トッププレーヤー達の試合はとてもスピーディーで迫力があり、観客やファンはいつも大興奮。そして、大きな特徴として、NBAには国際ルールとは異なる独自のルールが存在しているのをご存じでしたか?例えば、コートが少し広くボールは少し小さく軽めです。普通バスケの試合では前半と後半に20分づつゲームを行いますが、NBAは12分を4クオーターづつ、計48分のゲーム構成になっています。つまり、試合時間を長くして総得点を増やし、そして試合全体のスピードをアップさせる為なのだそうです。代表的な試合のルールを幾つかご説明しておきましょう。
・Airball – エアーボール:ボールがバックボードやネットに触れずに外れること
・Brick –ブリック:ボールがリングには当たるがネットには入らないこと
・Dribble –ドリブル:ボールをコートにつきながら保持していること
・Dunk –ダンクシュート:ボールを直接叩き込むシュート、派手なシュートの代表
・Travel –トラベリング:選手がボールを持ちながらドリブルをせずに3歩以上歩く事
・Swoosh –スウーシュ:バスケのファンによるオリジナル用語、リングに触れずに直接シュートが決まる事 / *単語の「物や鳥がシュッと音を立てること」の意味から
他の細かいルールについて興味があれば、ちょっとリサーチしてみてくださいね。
今回はニューヨークをホームとしているNBAの2チームをご紹介しましょう。
- New York Knicks, Madison Square Garden, Manhattan
ニューヨークニックスはNew York Knickerbockersが正式名で、NBAでは最も有名なチームの一つ。前回お話ししたホッケーのレンジャースと同じ、マディソンスクエアガーデン(MSG)をチームの本拠地としています。1946年に創設され、NBAでは古株と言えます。チームカラーと言うより、ブルー、オレンジ、シルバー、黒や白を身にまとって観戦するファンが多いのもニックスの特徴。メッツやアイランダーズのカラーにも似ていますよね。残念なことに、スター選手が揃っていながらこの3年程は勝ち数に恵まれず、イースタンカンファレンスの中でもちょっと低迷気味、更に選手同士の難しい問題もあったりとファンをやきもきさせています。地元のニューヨーカーや芸能人にファンが多く、試合では著名人を見かけることも。チームの熱狂的なファンはいつも活躍を期待しながら応援し続けているので、試合観戦の際にはそんなファンの姿にも注目してみてくださいね。
- Brooklyn Nets, Barclays Center, Brooklyn
元は1967年にニュージャージーアメリカンズとして創設され、2012年にニューヨークにのバークレー社に買収され移転、ブルックリンネッツとして新たにスタートしたチーム。大スター、ヒップホップアーティストのジェイ・Zが手がけたクールなロゴデザインで有名なブルックリンネッツ、ラッパーと実業家が共同経営しているなんてアメリカ的でしょう?ニックスに比べて試合のチケットは手に入り易いので、雰囲気を楽しみに行くのも良いかもしれません。2016年のシーズンは、イースタンカンファレンスの15チーム中で14位と低迷し残念でしたが、地元のブルックリン子を始め熱狂的なファンが今期の活躍を期待しています。
NBAの高い技術を誇るトップレベルのプレーヤー達による試合は、迫力があって見ごたえも十分。ハーフタイムには観客をスクリーンに映し出したり(写りたがったり)と、皆が楽しめて飽きさせない様々なエンタテインメントもあるので楽しい時間になるでしょう。試合会場はいつも熱気にあふれ、ニックス、ネッツ共にファンはフレンドリー。バスケットボールに関する用語や試合の流れ、そして応援しているチームや活躍についてちょっと予習をしてから試合会場に臨めば、周りの人達と話が弾むに違いありません!
Recent entries
Archive
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年4月
- 2017年3月