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気が付けば9月、段々と気温が低くなり、また日も短くなって来ました。皆さんは、安全に過ごしながら何か楽しめることを探していらっしゃるかもしれません。

空気が澄んで湿度も下がり、心地良く屋外でのアクティビティを楽しめるので、9月は1年の中でお気に入りの時期でもあります。未だにコロナ禍が続いている為、私達は安全に過ごし自分の身を守り、さらに様々なプランを注意深く立てる必要があるでしょう。先行きが不透明な上、この状態があとどの位続くのか分かりません。ですから、私達は友人も含めて、普段の行動にはより熟慮する事がとても重要なのです。

少し個人的な経験をお話しましょう。何かアクティビティを決めたり購入する前には、必ず Refund Policy (代金払い戻しのルール)を調べておきましょう。何故なら、イベントがキャンセルされた場合に自分のお金を無くさないで済むと言う訳です。また、イベントでは安全面に関してどの様な対策をしているのかも確認しておきましょう。まだワクチン接種をしていない人と接触する可能性もあるのですから。

昨年と比べて良くなっているとは思いますが、警戒して過ごすに越したことはありません。

それらを念頭において、

9月のニューヨークで注目し、また楽しみにしているイベントをご紹介しましょう。

1. Times Square Ferris Wheel, through September 12

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皆さんは、観光客に料金を高く設定している店にあえて立ち向かうタイプですか?または、短期間の滞在でビッグアップルの珍しい景色を見つけて経験したいのなら、スマホはしっかり充電しておきましょう。ご存知のように、ニューヨークは活動の中心地ですから世界中から人が集まります。皆さんの母国語と英語を上手く使って、人との交流を目一杯楽しんでみてはいかがでしょうか?

この新しいイベントは期間限定で開催されるので、まずはリサーチをしてみてくださいね。

当然ながら、マスクを着けるのと抗菌グッズはお忘れなく。

2. Governors Ball, Citi Field, September 24 – September 26

昨年はコロナ禍の為中止されてしまった Governors Ball Mudic Festival、今年は期待が高まっています。このご時世で群衆には用心しなければいけないので、密にならないように。そして、いつものようにマスクをして抗菌ジェルを忘れずに。

現時点で今年は開催される様でワクワクしています。開催者側は観客にワクチン接種証明、または最近3日以内の検査で陰性証明の提示を義務付けでいるのは、良い判断だと思いませんか?

今年は出演するアーティストも豪華にラインアップ。英語力を十分駆使してネットでプレイリストを作っておけば、ビッグアーティストと一緒に歌っているでしょう!

3. The Magic HOUR Art Walk, South Street Seaport, through September 30

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コロナパンデミックは、世界中の全ての人達に数え切れない様々な衝撃を与えました。昨年ニューヨークに滞在していたのでしたら、他都市では例の無い様なコロナ患者数やひっ迫した医療制度を経験したのです。2020年は、芸術家にとって沈思し、インスピレーションを得て、表現をする機会になりました。

彼らのリアルに感じる作品をちらっと見てみたいと思いませんか?展示会と言うよりアートウォークにですが、30人以上の芸術家による作品が展示されていて、繋がりたくても出来なかった私達を理解し、結び付け、そして繋がっている感覚を経験をさせてくれることでしょう。

アートウォークは屋外で開催されますが、マスクは必ず着け、念の為ワクチン接種証明を持参すれば、自信を持って安全に楽しめるでしょう!

世界は未だ蔓延るコロナパンデミック禍に適応し、また癒えようとしています。私達は皆が安全に暮らせるべく、自分達が出来る事をする必要があります。ビッグアップルは様々なイベントなどがいつ再開されるのかは未定ですが、この美しい大都市で経験をしたり、住む事が出来ないと言う意味ではありません。

他人と距離を保ちリスペクトし、また余裕を持って行動しましょう。そして、皆で力を合わせて近い将来コロナ禍が終息することを祈りましょう。


2001年9月11日を憶えていますか?

高校2年生だった私はラテン語の授業を受けていました。当時殆どのクラスメートはスマホなどは持っておらず、ごく初期の携帯電話だったので、ネットやライブのニュースは全くアクセスが無かったのです。

ある時突然沈黙が流れ、私達は皆恐怖と懸念に襲われました。そして帰宅すると、両親に抱きしめれ、夕食の間も奇妙で悲しい沈黙に包まれていました。これから何かが変わるのだと、ティーンエージャーの私にも分かったのです。

それから14年後、私はニューヨークに移住。興奮と誇りに満ちていましたが、ニューヨーカーは心の痛みがある事を理解していました。ですから、この大都市には敬意を示さなくてはいけないと感じたのです。 

初めて9/11犠牲者記念碑を訪れた時、私は家族を亡くした様な悲しみに打ちのめされてしまいました。この場所を訪れる度に心を動かされ、謙虚な気持ちになるのです。

今年は事件から20周年を迎えましたが、記念日にお祝いはありません。9/11は私達それぞれがこの悲劇を振り返り、犠牲となった愛する人を思い出し、全ての犠牲者を悼む日なのです。

私がこの日(9/11)をニューヨークで迎えるのは、6年目ですが、マンハッタンでは毎年必ず黙祷をしています。涙を流す人もいますが、この日は誰もが静かに小声で会話をしたり、窓から外の様子を見たりして、犠牲となった人達を想い追悼するのです。

アメリカ同時多発テロ事件から20年、犠牲者を追悼したいと考えていらっしゃるかもしれません。今年は未だコロナ禍てもあり、安全面では少々難しい点があるかもしれませんが、敬意を表す方法はたくさんあります。その幾つかをご紹介しましょう。

1. 9/11 Memorial and Museum 同時多発テロ記念碑と博物館

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9/11の記念碑と博物館は、安全上の理由で犠牲者の家族と関係者のみ用意される事になっています。また、交通渋滞も予想されるので、やはり優先的に家族関係者が追悼し悼む一日にするべきでしょう。

記念碑と博物館は年中開いているので、私達は他日を選んで訪れましょう。

2. Visit your local church or place of worship 市内の教会とミサに参加しましょう

当日犠牲者を悼み、教会などで多数ミサ(礼拝式) が行われる予定です。個人の宗教に関係なく、参加されてみてはいかがでしようか。

3. Stream the experiences ネットを使いましょう

コロナ禍が続いている為、自宅で過ごすのは良い事です。ネットで繋がれる時代ですから、9/11の影響についてたくさんの情報や愛する人を亡くした個人の経験、そして様々な語り継がれている話を聞く事が出来るでしょう。私も何度か参加しましたが、いつも謙虚な気持ちになりました。この経験は人の気持ちや深い悲しみを理解する事が出来るので、皆さんに勧めています。

タイタニック号が沈んだ北大西洋やハワイの真珠湾攻撃、ケネディ大統領が暗殺されたダラス、そしてニューヨークの9/11と、歴史的な惨事が起きた史実を忘れることは決してありません。私自身ニューヨークに住んではいませんでしたが、あの日ラテン語の授業中に知ったテロ事件と悲しみ、様々なニュースや情報に固唾を呑んだあの年を忘れる事はないでしょう。そして、愛する家族を失った人に出会い、どの様に悲しみと向き合ってきたのか話を聞く機会もありました。

ニューヨークにいる今、追悼碑や犠牲者博物館を訪れ、イベントの際に新たに出会った人もいた為、心の繋がりを感じたのです。個人的には特に宗教的な意味はありませんが、職場では9/11には複数回黙祷をして犠牲者に敬意を表しています。

この日は愛する家族に電話をして、いつも皆のことを考えていると伝えたい、そして人生に感謝して眠りに就きたいと思います。