アメリカのビザ:Status Changeの手続き 2020 年 8 月 3 日
コロナの影響で倒産する企業もあり、Statusの変更を希望する方が増えています。
Status Changeとは、学生ビザではないビザで滞在している人がF1ビザ(学生ビザ)にビザのカテゴリーを変更することです。プロセスはUSCISを通して行われます。
最近あった事例はEビザ(投資家ビザ)で滞在している方が、コロナの影響で会社が倒産したため、学生ビザに転向するというケースでした。
その他にあるのはBビザ(短期滞在ビザ)で入国している方が、コロナの影響で合法滞在期間中にアメリカを出ることができず、学生ビザの申請をするというケースもありました。
F1ビザに申請するには、学校から発行されたI-20の書類を基に、必要な書類を添えて今のビザの期限が切れる前にUSCISへ手数料とともに書類を送る必要があります。
I-20を取得するには、通常の入学手続き同様、フルタイムのプログラムに入学し、プログラム入学申込書、パスポート等の必要な書類を提出しないといけません。そしてそのI-20の書類と、経費支弁などの書類一式をUSCISに郵送します。
この「経費支弁などの書類一式」というのが、申請される方の状況によって違うため、学校では移民法に詳しい弁護士を通して申請されることをお勧めしています。
プロセスの期間は、申請される方のお持ちのビザや国籍によって違うようです。
2か月程度で許可が下りた方もいれば、半年以上かかっている方もいます。
BビザからのF1ビザへの転向は、F1の許可が下りるまではESLのクラスは受けられませんが、J1からの転向は許可が下りる前から受講可能です。
どのビザからF1に転向するのか、で大きくプロセスや期間も変わってきます。
F1ビザへの転向を行っている間、今のビザも有効にしておかないといけません。要するに、必要な場合はおもちのビザの期間延長手続きも必要になります。
Status changeを希望される場合、4-6か月はプロセスがかかることを頭に置いて手続きを開始されることをお勧めします。その間はビザのタイプによっては単にアメリカに滞在するだけということになり、その間、滞在費もかかります。
ときどきまちがわれるのは、ESTAで入国していてF1ビザに切り替えたいとおっしゃる場合です。
ESTAは「ビザなしでの入国」ですからビザではないのです。Status Changeというのはビザのカテゴリーを変えるということですから、もとからビザがないESTAではStatus changeのプロセスはできません。
ESTAで入国されている方は、90日以内にアメリカ出国が必要です。
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