ニューヨークの多国籍文化 2024 年 4 月 16 日
当校が主催するField trip(見学旅行)では、ニューヨークの見どころを隈なく楽しむために美術館や博物館、有名観光スポットや公園など、グループで訪れています。NYEA(ニューヨークイングリッシュアカデミー)では、通常の授業以外に、学校全体で行うさまざまなアクティビティをなんと毎週ご用意しているほどで、それはもう十分にニューヨークのホットスポットをご堪能していただいています。スケジュールは学校掲示板に張り出しており、 アクティビティはなんと無料。参加者の国籍が多国籍過ぎてもうここはどこ??!ってなりながら(笑)とても勉強になります。
ニューヨークには、いろいろな見どころはありますが、その中でも日本人にとって親近感のわく場所・・そして絶対に生活しているとお世話になるだろうという場所、その一つがマンハッタンの東村(East Village)ではないでしょうか。その名の通り、East Village は、マンハッタンの東側に位置し、日本人コミュニティが比較的多く、日本食レストランやスーパーマーケット、書店などが集まっています。特に9番街(アベニューA)周辺には多くの日本食店があります。ニューヨークに来てまでわざわざ日本を味わいたくないかもしれませんが、長~く住んでいると目にする日本語が逆に新しい感覚で目に入ってきて面白いかもしれません。え?こんな芸能人いたっけ?とか。(インターネットのなかった時代は日本の雑誌を見てまるでタイムスリップした気分になっていましたからね・・・)
East village って?
East Village は、長年にわたってその文化的多様性で知られており、様々なバックグラウンドを持つ移民コミュニティがその豊かな地域を形作ってきました。年月が経つにつれ、ウクライナ人、ユダヤ人、ヒスパニック、アジア系などのコミュニティが存在しました。
1960年代から1970年代にかけては、手頃な価格の住居や新しいライフスタイルを求めるアーティスト、ミュージシャン、作家、活動家のためのカウンターカルチャー的運動の中心地であり、アンディ・ウォーホル、アレン・ギンズバーグ、パティ・スミスなどの象徴的な人物がその通りを頻繁に行き交いました。アート好きにはたまらない街ですね!この地区には、美術館、劇場、音楽会場、パフォーマンススペースが点在しています。歴史あるラ・ママ実験劇場クラブ、パブリック劇場、ウェブスター・ホールなどもあります。ニューヨークの都会的な環境にもかかわらず、East Villageにはいくつかの公園や緑地があり、住民や訪問者がリラックスしてくつろげる場所です。トンプキンズ・スクエア・パークは、遊び場やスポーツ施設、ドッグランなどがあり、ピクニックや屋外活動のための人気の集まるスポットです。こんなEast Village に、日本人コミュニティが存在します。他の民族コミュニティほど大規模ではないかもしれませんが、長年にわたり多くの日本人住民、企業、文化機関がイースト・ヴィレッジに存在してきました。エリア内に日本食レストラン、食料品店、書店、文化イベントがあり、さらに、日本語学校やコミュニティ団体もあります。もし、日本が恋しくなったら足を運ぶとよいかも。
ニューヨークで味わう日本食
生粋のアメリカ人の友人は、日本のラーメン屋さんで働いています。ラーメンは最高だと言います。そう、日本食は欧米でもかなり人気で、当たり前のように点在しています。日本食を楽しむのは簡単です。なんと日本のカレー、焼き鳥、天ぷら、お好み焼きなどこんな種類いつの間に輸入されてきた?と思うほど。日本食の中でも寿司は日本食の中でも特に人気がありますよね。なんとアメリカ国内には約23000軒ほどの日本食レストランがあるよう。その中でもニューヨークには2番目に日本食レストランの多い都市で、1936軒ほどがあります。(1位はカリフォルニア1936軒らしい)19百っってどのくらいなんだ?というと、なんとなく都心部中心にあるコンビニの数くらいではないかと推測・・・。
しかし一般的に、ニューヨーク市で外食することは、アメリカ合衆国の他の都市に比べて高額になる傾向があり大まかな値段では、巻き寿司は、約8ドルから15ドル、握り寿司は、15ドルから30ドル以上になることも。ラーメン一杯は、一般的に12ドルから20ドルの間くらいで、 日本のカレー料理は12ドルから18ドル程度です。日本円にしてみてください。高いですよね。
日本ではラーメンを気軽に食べると思いますが、こんなにたくさん日本食レストランがあるのに、ニューヨークでラーメンなんてしょっちゅう食べるようなものではないのです。
それより、毎日気軽にニューヨークで食べるのは、ホットドッグとかで・・・・すよね?ニューヨーク市でのホットドッグの価格は、屋台やファストフード店では、約2ドルから4ドル程度なんですから。ただし、レストランとかの高級なホットドッグを選択する場合でも価格は5ドルから10ドルでしょう。
こんな料理が安くておいしい!
やっぱり安くておいしいのは、現地のものにはかないません。簡単に済ませたいとき、ピザやベーグルは、割と安く済ませられるお食事かと思います。ベーグルサンドイッチでも、クリームチーズ、スモークサーモン、卵やチーズなどの具材で作られた基本的なベーグルサンドイッチの価格は、約4ドルから7ドル程度で済みますよ。ピザもワンスライスを売っていて、だいたい、1ドルから5ドルくらいですよ。ピザ屋さんはニューヨークに5719軒くらいあるようです。(日本食レストランの約2.5倍だ!)それだけ現地になじんだ食べ物なんですね。
まとめ
日本食レストランよりニューヨークに多いアジア料理の店は、やっぱり中華料理なんです!ニューヨーク市内に3843軒あります。(2024年現在)そして日本食より価格が気持ち手ごろです。(注:高級店以外は手ごろ)そうとなると、なんとなく日本食ってもしかして高級?な雰囲気が漂う中、やっぱりニューヨークにきたら、現地のもので済ますのが現実だし、文化に触れる意味でも重要。でもホームシックになったら是非日本人街に行ってみるのもいいかもしれませんね。(日本人で固まり過ぎて英語の勉強がおろそかにならないようご注意を)
Enjoy NY!
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