アメリカ入国に必要なビザと入国審査
他の国に入国するには、基本的にビザとパスポートが必要です。
海外に渡航するのにまず絶対必要なものはパスポートです。
パスポートがないと日本から出国ができません。
ただこのパスポートだけでは日本を出国はできても他の国に入国することができません。ビザとは、査証といわれるもので、その国に入る「通行手形」(入国許可証)のようなものです。ビザが発行されたらパスポートに添付されます。
このビザは様々なタイプに分かれています。アメリカのビザについて説明します。
大きなカテゴリーで「非移民ビザ」と「移民ビザ」に分かれます。
非移民ビザとは、特定の目的を達成するまでの特定の期間にアメリカに滞在するためのビザのことで、たとえば観光客、学生、ビジネスマンや特殊な労働者などが対象になります。
移民ビザとはたとえばグリーンカードやアメリカ市民への申請のようにアメリカに居住する許可になります。
通常、留学でのビザは「非移民ビザ」のカテゴリーです。非移民ビザは、渡航者の目的によってさまざまなタイプに分かれます。
- 商用/観光ビザ(B1/B2ビザ):商用・旅行または治療を目的として短期入国するビザ
- 就労ビザ(H1ビザ・Lビザ・Oビザ・Pビザ・Qビザなど):合法的に就労が認められたビザです。アメリカで働くためのビザです。内容によってさまざまなタイプに分かれます。特殊技能を持つ就労、企業内転勤者、芸術家、芸能人、スポーツ選手などです。
- 学生ビザ(F1ビザ/M1ビザ):学業を目的として渡米する場合のビザ
- 交流訪問者ビザ(Jビザ):交流プログラムの参加を目的としたビザ。トレーニングプログラムやインターンシップなど。
- 通過ビザ/クルービザ(Cビザ/Dビザ):アメリカに入航・着陸する船舶や飛行機の乗員のためのビザ
- 宗教活動家ビザ(Rビザ):宗教的な立場で活躍することを目的としたビザ
- 使用人ビザ(Bビザ、Aビザ、Gビザなど):雇用主に同行して渡米する場合、その雇用主のビザステータスによってタイプがわかれます。執事、運転手、家政婦、お手伝い、庭師、外交官や政府高官の使用人など。
- 報道関係者ビザ(Iビザ):海外に本社がある外国の報道関係者が一時的にアメリカに滞在するためのビザ
- 貿易駐在員・投資家駐在員ビザ(Eビザ):貿易駐在員・投資駐在員のためのビザ
- 婚約者ビザ(Kビザ):アメリカ人国籍者と婚約し、アメリカで結婚後引き続き永住を希望する場合のビザ
アメリカに滞在する目的にそったビザが必要になります。
通常、留学をする場合は、学生ビザ(F1・M1ビザ)を申請します。
すべてのビザにはそのビザに添った書類があります。
たとえばJビザではDS-2019という書類であったり、HビザであればI-129という書類であったり、です。
学生ビザの場合はI-20フォームと呼ばれる書類です。
F1ビザ・M1ビザ:どちらも学生ビザです
通常の大学や語学留学の場合は一般的なFビザです。たとえばコンピューターやITクラス、職業的な教育・研修を受ける場合はM1ビザです。ニューヨークイングリッシュアカデミーでの受講はF1ビザとなります。
アメリカに入国するには入国審査を受けなければなりません(JFKの場合)
アメリカへの入国手順は以下です。
- 飛行機到着
- 入国審査(Immigration)
- 荷物受け取り
- 税関申告
- 到着ロビーへ
飛行機が着陸したら入国審査へ向かいます。アメリカ合衆国国民と外国人にレーンが分かれています。
外国人レーン(NonーUS Citizens)のレーンに並びます。
ニューヨークJFKでの入国審査はキオスクが入っています。(キオスクがない空港もあります)
ニューヨークケネディ空港は、アメリカ東海岸の玄関口にもなる大きな空港です。世界からたくさんの人が入国してきます。入国審査の解消のために「自動入国審査」(APC KIOSK)が導入されています。
<キオスクが使える入国者> キオスクが使える場合、税関申告書も必要ありません。
●ESTAを持っていて、2008年以降に米国に入国した経歴がある人
●米国国籍
●米国永住権保持者
●カナダ国籍
<キオスクが使えない入国者>
●ESTAで初めて入国する場合
●2008年以降にESTAで入国したがその後パスポートを更新した人
●学生ビザや就労びざなどビザ保持している
●係員に対面入国審査を指示された人
[キオスクの使い方]
- 言語が選択できます
- パスポートを画面においてスキャンします
- アメリカ税関の質問に回答します
- ESTA登録の有無に回答します
- 指紋採取
- 写真撮影
- 同伴者の確認
- 到着フライトの確認
すべて終了するとレシートが出てきますので、それをもって入国審査の列に並びます。書類を見せるだけの簡単な入国審査のレーンですから質問もほとんどありません。
ただし出てきたレシートに×印が入っていたら、ビザ保持者と同じ対面の入国審査を受けます。
きちんと写真がとれてなかったり指紋が採取されてなかったりすると×印が入るケースがあります。
入国審査の手順
入国審査ではビザが添付されたパスポートとそのビザに付随する書類が必要になります。
(学生ビザの場合はI-20フォームです)その二つを入国審査官に提出します。
ビザを持っているからといって必ず入国ができるというわけではありません。
入国審査官は、ビザのタイプを見てどのような目的で入国しようとしているのか、期限は切れていないかチェックして入国を許可します。
その時に、入国審査官に質問をされる場合もあります。
- 入国の目的
- お金をいくら持っているのか
- どれくらい滞在するのか
- どこに住むのか
なにもチェックされなければ入国審査は終わりです。
疑問があったり入国書類が不備であれば、さらにチェックが必要となり、別の部屋に案内されます。入国に時間がかかることになりますから、書類に不備がないかなど必ずチェックをしておきましょう。
こちらの説明もご参照ください。
それぞれの空港で事情もちがいますので、ご注意ください。
入国審査が終わったらスーツケースをとって滞在先へ向かってください。
New York English Academyでは「入国初日サポート」もオプションでご用意しています。
もしくは滞在先まで送るリムジンサービスもあります。
*入国初日サポート:空港でピックアップして滞在先まで送ります。いったん荷物を置いて、実際に使う公共機関を使って学校までの行き道を教えます。ニューヨークが初めての方にはおすすめのオプションです。
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