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New York English Academyブログ New York Taste <ニューヨーク テイスト>

2014 年 7 月 26 日

カテゴリー:留学の注意点

留学の注意点 その18:ニューヨークの地下鉄を利用するとき

ニューヨークの地下鉄は前ジュリアーニ市長の努力で犯罪が激減し、今は危ないということはありません。ですが、20年前はなんと地下鉄の犯罪も含めてニューヨークは年に60万件以上の重犯罪が起きていた犯罪都市でした。

■ 掃除で犯罪率が激減

20年前、ニューヨークの地下鉄には乗ってはいけない、というほど治安はひどいものでした。市の交通局もパトロールや警備強化を行いましたが、治安は回復せず、年々地下鉄利用者が減少。
この治安対策に乗り出したのがラトガース大学のケリング教授の理論を信じた当時の交通局のデイビット ガン局長です。

ケリング教授の理論とは、Broken window理論。

「建物の窓が割れていると誰も注意を払っていないという象徴になりやがて隣の窓も割れる」
落書きを放置しているような場所は、世間の関心が向かない場所として犯罪者にとって心地よい場所になる。そういった場所はひったくりや恐喝、レイプ、麻薬の売買が発生し、強盗事件が起こりやすく、殺人事件が発生する。

David局長は「犯罪を取り締まるべき」という周りの猛反発にもかかわらず、150万ドルを投じて落書き消しを断行。交通局の職員を動員して6000以上の車両の落書きを5年かけて消したのです。

その結果、凶悪犯罪の増加が止まり、1994年ごろには犯罪率が50%減少。最終的には75%まで成功しました。その後、市長の座についたジュリアーニ氏はこの成果を市警察に導入。
落書きや空き缶の投げ捨てなど軽犯罪の取り締まりを強化して、とうとう犯罪都市の汚名を返上しました。

■ それでも注意することをあえて言えば?

ニューヨークの地下鉄はどの駅でも日本の地下鉄のようにホームからの転落や列車との接触事故防止のためのホームドアがありません。今や安全な地下鉄ですが、以下の点に注意してください。

1.ホームドアがないので黄色のライン前で電車を待たないでください。

2.地下鉄を待つとき、壁がある場合は壁際に立ちましょう。

3.もしも、地下鉄車内や駅構内で,異様な風体であったり,ブツブツ独り言を言ったり,挙動不審の人物を見かけた場合はできるだけ離れて人混みが多い場所に移動してください。

4.地下鉄でポイ捨てしない

5.(何度もブログで書いてますが)夜遅くの地下鉄には乗らない

「ニューヨークだから危ない」ではなくて、これはどこの国に留学しても、日本であっても気を付けたほうが良いことかもしれませんね。

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ケリング教授の理論を自分の生活に置き換えると、、、「部屋を片付ける」「机の上を整理する」「使ったものは元の場所に戻す」などちょっとしたことを守っていくことで仕事の効率があがったり、勉強がはかどったりする気がします。
皆さんはいかがでしょうか?

ニューヨーク留学:語学学校 PC TECH

 

 

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