カテゴリー:留学の注意点
ロシアの生徒さんからの質問; アメリカ滞在を延長する場合は?
今日、ロシアから4週間で7月より受講される生徒さんからこんな質問のメールが届きました。
”ビザがおりました。でもビザの期間はI-20と一緒で、仮にアメリカの滞在を延長したい場合、どうしたらいいですか”
ごもっともな質問です。この方の場合、I-20の期間(プログラム受講期間)とアメリカ大使館が発行したビザの期間はたまたま同じだったようですが、いつもI-20とビザの期間は同じではありません。
このロシアの生徒さんの場合は、プログラム終了前にコースを延長してI-20の期間を学校で延長してもらう、もしくは転校して新しい期間のI-20を転校先の学校から発行してもらえば、ビザの期間が切れていても合法滞在です。
たとえば、6月23日から12週間でPC TECHのプログラムを申し込んだとしましょう。終了日は12週間後ですから9月12日です。
I-20の書類にはFrom June 23rd 2014 to September 12th 2014と記載されています。
そのI-20をもって大使館にビザ申請に行きます。日本人はおおよそ(生徒さんに尋ねると)問題ない場合は5年ほどビザの期間がおりるようです。当然I-20とビザの期間は一致しません。
このケースの場合、I-20は9月12日まで有効です。
I-20が切れてしまったら、 60日間は合法滞在できます。(この60日間をGrace Periodといいます)
1.9月12日前にプログラムをPC TECHで延長してI-20を延長してもらうか、
もしくは
2.Grace period中に他校に転校して新しいI-20を発行してもらう
もし、アメリカ滞在を延長するなら、このどちらかのプロセスが必要です。9月12日から60日以上、なんのプロセスもせずに滞在していると違法滞在としてレコードされてしまいます。今日のロシアの生徒さんの質問の回答ですね。
要するに、留学生の皆さんが気をつけるのはビザの期間ではなく、I-20の期間。I-20さえ、有効であればビザは切れても合法滞在です。
(ただし、ビザが切れている状態で一旦アメリカを出国すると、再入国の際に有効なビザを求められますのでビザの更新が必要です)
---------------
I-20; 米国政府が認定した教育機関が発行する在学証明書。
ビザ; 学生ビザ。一般的な英語学校や大学への留学はF visa。ビザは入国審査を受けるときのいわゆる手形のようなもので、ビザがあるからといって必ず入国を保障されるものではありません。このお話はまた次回に・・・。
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