カテゴリー:留学中・NYについて 留学情報
アメリカ留学中の病気の対応
第一条件:留学期間中は海外保険に加入
海外で生活している間、何が起こるかわかりません。何もないことにこしたことはありませんが、病気やケガ、事故、盗難などに備えて海外留学保険には必ず加入して渡米してください。
保険があれば数十ドルですむところ、何百ドル、場合によっては100万円単位で請求がくることがあります。
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渡航前に海外保険に加入
風邪や病気、事故にあったときに病院で治療を受けることができる「ケガや病気の補償(治療・救援費用)」は最低必要です。
この品目はほとんどの保険に含まれています。
その他に以下があります
「傷害・疾病志望」
「傷害後遺傷害」
「携行品の補償」
「航空機遅延などの補償」
「盗難・破損の補償」
「借家火災による家主への賠償責任」
留学生活には「治療・救援費用+盗難・破損の補償」があればおおよそは問題ないと考えられます。
保険が適用されているデータの内訳をみると「治療・救援費用(ケガや病気の補償)」の保険は、全体の70%にあたります。
これは、例えば留学先で病気やけがをしたなどで、普通の病院にかかった場合の適用が一般的です。
歯科治療については含んでいない保険もあります。なぜならアメリカの歯科治療は高いためです。
ただ保険会社によってはこの中に「歯科治療」も含めているところがあります。
また滞在先がホームステイか、アパートかどうかよっても携行品の補償の有無が違います。
保険会社によって提供するプランは様々です。例えば生命保険にはいっているとしたら、死亡補償は省くオーダーメイドの形の加入も可能ですし、すべてセットになっている形での加入もあります。
長期・短期留学期間とカバーを希望する品目を、ご自身の状況に合わせて加入してください。
簡単に各保険会社のサービスと特徴をまとめます。
どの保険も一般的な病院の案内、電話による医療通訳サービス、緊急移送時の輸送機関の手配などは含めているようです。
キャッシュレスサービスは、保険会社が支払いを行うことで、留学生が自分で払わずともよいサービスです。
ただしどこの病院でもできるわけではなく、各保険会社が提携している病院のみになります。
(保険のプランや付随サービスなどの詳細は各保険会社に加入前にご確認ください)
治療・救援費用が無制限。歯科治療も含む。キャッシュレスサービス、日本語対応の医師の案内あり。他の保険に比べて値段は少し高め。提携病院数は充実。24時間日本語サポートあり。
インターネット専用の海外旅行保険。出発当日から申し込めて、出国後もWeb上で各種手続きが可能。インターネットでの手続きにより安価で提供。キャッシュレスサービスあり。保険期間3カ月以上はクレジットカードによる分割払いも可能。24時間日本語サポートあり。
国内大手保険会社。割引もあり、安価で加入が可能。必要な品目を自分で選択して選ぶことができる。ただし加入期間は3か月以内と限られている。長期留学には適用外。
出発当日から申し込めるインターネット専用海外旅行保険。目的地や期間の条件にあわせて割引率を設定するリスク細分型。緊急歯科治療の一部をカバー。海外でのトラブルによる弁護士への法律相談費用のカバー、テロ等に巻き込まれ帰国が遅れたときの宿泊延長費用カバーも含む。キャッシュレスサービスあり。
スイスに本社があり、日本ではあまり知られていないが世界的には大手の保険会社。治療・救援費用は無制限。自動車運転損害賠償責任(オプション)あり。「旅行前にかかっていた病気」の補償制度あり。24時間日本語サポートあり。
上記以外にも東京海上日動火災保険、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上火災保険などがあります。目的にあった各保険会社を選んでください。
日本の保険会社だけでなく、海外の保険会社もあります。うっかり保険を持たずに留学して、ニューヨーク現地で保険に入ることも可能です。
ただ盗難などの補償がなかったり、補償額が少なかったりすることもあります。
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クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険
VISA, Masterカード、アメリカンエキスプレス、JCBなどのクレジットカードにも海外旅行傷害保険が付帯しています。一般のカード、ゴールド、プレミアムなどの書類によって内容が違いますので、カード会社にご確認ください。
クレジットカードの海外旅行傷害保険と保険会社に加入しての海外保険との大きな違いは、補償範囲とその金額、治療費の支払い方法です。
一般的にクレジットカードの保険は、疾病死亡や緊急歯科治療などは含みません。また保険会社を通しての保険のほうが治療費等の補償金額が高いのも特徴です。
たとえば、保険会社の治療・救援費用が無制限であるのに対して、クレジットカードの補償費用は最高300万であったりします。
支払い方法も、保険会社ではキャッシュレスに対応しているのに対して、クレジットカードの保険は一旦自分で支払い、帰国後に請求する仕組みです。
一般的には、保険会社での加入のほうが特典は高いです。ただ複数のクレジットカードを保有することによって「傷害死亡」「傷害後遺傷害」以外の補償に関しては補償金額を合算することが可能です。
例:
クレジットカードA | クレジットカードB | 補償金額 | |
傷害死亡 | 1億円 | 最高3000万まで | 1億円 それぞれのカードの最高額が適用 |
障害治療費 | 最高500万 | 最高200万 | 最高700万 それぞれのカードの合算額が適用 |
注意点は、クレジットカードの保険には「自動付帯」(カードを持っているだけで付帯されている保険)と「利用付帯」(カードでの支払いがないと補償されない)があります。補償額を合算することによって一部の補償金を手厚くすることは可能ですが、お持ちのカードのタイプで違ってきますので詳しくはカード会社に確認してください。
確認項目
1)クレジットカードに海外旅行傷害保険がついているか
2)クレジットカードの自動付帯と利用付帯の内容を確認
3)障害治療費の補償額を確認
1-2週間の短期留学ではクレジットカード付帯の保険でもよいのかもしれません。ただなにか事故やトラブルにあった場合、クレジットカードでの保険だけではカバーできないこともありますのでよくご検討ください。
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渡航前には健康診断
前述したようにアメリカの歯科治療はかなり高いです。歯の治療をして留学することをおすすめします。また、万が一のため痛み止めは日本から持っていったほうがよいでしょう。
たとえば留学中に風邪をひいたとき、日本から持って行った風邪薬が効かないこともあります。なぜならウィルスがちがったりするからです。でも生理痛、歯痛、解熱などの解熱剤・痛み止めは、日本の市販薬で対応できます。逆にアメリカの解熱剤・痛み止めは1回に服薬する量が多すぎたりしますので、痛み止めは常備薬として持っていかれることをおすすめします。
特に長期留学をされる方は、簡単な健康診断は受けておかれるとよいでしょう。
- もしすでに病歴を持っている場合は
アレルギーなどすでに病歴があり、もしかしたら留学中に病院にかかる必要があるかもしれないと思われる方は、専門的な単語や自分のいつもの症状を留学前にまとめておくといざというときに安心です。
留学期間中に病気になったら?
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風邪をひいたときの会話
特に冬は風邪をひきます。病院に行くほどでもなく、また市販薬もまだ必要ないとき、「How are you today?」と言われたときは、
”I am not feeling well.”と挨拶を返しましょう。(I do not feel well todayでも大丈夫です)
”I am sick”は”I am not feeling well” よりももっと具合が悪い(少し強め)たとえば、3日熱が下がらない、インフルエンザに罹ったときなど重病の時ののいい方です。
以下のフレーズは一例です
— I have a little headache (stomachache ) . : すこし頭痛(胃痛)があります
— I have a fever. : 熱があります
— I feel dizzy.:めまいがします
— I think i have a cold.: 風邪をひいたみたいです
— I feel chilly. : 寒気がします
— I feel dull. : 体がだるいです
— I have a runny nose. : 鼻水が出ます
まちがった英語は 、I feel bad. や I am bad などです。ご注意ください。
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症状が軽ければ市販薬で対応
風邪や単なる頭痛、痛み止めなどはドラッグストアの市販薬で対応できます。注意点は薬の容量をそのまま服薬すると逆に具合が悪くなることがあります。(アメリカ人とは体の大きさが違っていたり、効き目が強いものもあるためです)
以下の薬は、日本の市販薬でもそのまま対応できると思われますので常備薬として持ってきておいてもよいでしょう。(ご自身でご判断ください)
— 痛み止め・解熱剤・鼻水止め・咳止め
— 整腸・胃薬・下痢止め
— 酔い止め
— かゆみ止め・やけど・切り傷・虫刺され
— 目薬
一般的なアメリカ市販薬です(ドラッグストアで購入可能)
ガスエックス / ペプトビスモル: 胃痛止め
アレグラ / ベナドリル : アレルギー用
マシネックス: 咳止め(去痰薬)
セパコル:のどの痛み
ドラッグストアには様々な市販薬があります。錠剤・液体など日本同様にありますので、説明をよく見て購入してください。Relieves とあれば”緩和”の意味です。
Head + Body aches:頭痛・体の節々の痛み
Cough:咳
Sneezing:くしゃみ
Runny nose:鼻水
Itchy, watery eyes:かゆみ、涙目
Itchy nose, Itchy throat : 鼻のかゆみ、喉のかゆみ
Relieves chest congestion:風邪をひいて咳や痰で胸がつまった感じの状態の緩和
nasal congestion :鼻づまり
Pain Reliever, Fever reducer : 痛みの緩和、熱の緩和
Sore throat pain : のどの痛み
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市販薬で対応できないときは、海外留学保険を使って病院へ
アメリカでは日本と違って、まずかかりつけの医者に相談して、それから病気に合わせて専門医にまわされるという仕組みです。また一般には予約制ですので、予約をしてから病院に行きましょう。
緊急時は救急車の利用も可能ですが、日本と違って有料です。(電話 : 911)
日本語が通じるニューヨークの病院(日本大使館情報)はこちらをクリックしてください
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